2019年06月28日

G11開発話(メカボックス編)

FKinustryの加藤です。
本日は書くことがあまり無いのでG11の開発話でもしていきます。(実は新しいプリンター届いたりとかあるんですけどね・・・)

G11は箱銃といわれるほど容積の大きいボディが特徴的です。

そのためAA-12のメカボックスまで入ると言われることもありますが


AA-12どころかP90すら入るスペースがありません・・・


入らない理由を解説していきます

こちらは簡単なG11電動ガンの内部図解ですが、このように銃本体の中心にバレル(赤線部)が通っています。

中心がバレルになるとどうなるかというと
このような東京マルイのVer.3やVer.2などモーターをグリップに収納する形状は下がはみ出すので入りません。


上の画像は過去(2012年)に製作したG11の電動ガンです。
当時の技術と運用方法からVer.2メカボックス(MP5のロワーを丸ごと使用)使いましたが、操作性のリアルさを追及している今作では採用しませんでした。

次に考えたのは同じブルバップの構造を持つP90タイプVer.6メカボックス

スイッチ部分等もメカボックス側に集約されておりカスタムパーツも存在するVer.6メカボックスが有力候補でしたが、上記の銃身線が中央というところで上下のどちらかにメカボックスがはみ出してしまうので採用できませんでした。




Ver.5メカボックスは・・・察してくださいと言いたいところですが説明します。

・カスタムパーツが皆無(他製品との互換性も悪い)
・生  産  終  了

の上記2点でそもそも候補外でした
スペース的には全く問題が無かったのでちょっと惜しいですね・・・

意外なところでMINIMIメカボックスですが、こちらは使い勝手のテスト用に試作品に一時期搭載していました。
採用しなかった理由は当然ながらセミオートが撃てないところです。


本採用のタボールと最後まで候補に残ったのがPPSH用メカボックスです。
全高は問題ないのですがモーターの突き出た分長さの面で不採用
また、トリガースイッチの構造も不採用の一因でした。

後年製作したVHS-2電動ガンは長さに余裕があり、タボールよりも全高がシビアだったのでこのメカボックスを採用しています。


そして本命のタボール用メカボックス
全高が銃身線からわずかにずれてしまっていましたが、これ以上の候補が存在しないためメカボックスを逆さにして、ハンドガードを実銃より3㎜下げる工夫をし、全体的に違和感の無いように搭載しています。
元々ブルバップ用に設計されたスイッチ構造もそのまま流用できる点もポイントでした。
銃身線とメカボックスが合わないなら開発中のAN-94用特殊ノズルで下げることも出来ましたが、あまり多用したくないんですよねこのノズル・・・(1個あたり2000円くらいのコスト)

話を戻しましてメカボックスはバッテリーケースとマガジンキャッチ等が一体になったユニットとして本体フレームと接続されます。

メカボックスユニットだけ外せば、撮影やコスプレでも安全に使える発射不能なダミーにもなります。

Gen3モデルでは更に発展してモデルガンユニットや電磁ユニットとも交換可能な設計になる予定です。


この解説は過去作、新作問わず不定期に投稿予定ですのでお楽しみに!


  

Posted by kato  at 15:13Comments(4)開発情報電動ガンG11

2019年06月26日

電動ガンG11K2 開発・製造について

こんにちは、FKindustry代表の加藤です。

先日、Twitterにて発表しましたクラウドファンディングでG11電動ガン販売化に関するツイートをしたところ、予想以上の反応を頂き驚くとともに、ニッチな銃ではありますが改めて製品要望の多さを実感しました。

(画像はGen2バージョンの3Dデータです。今作のものは新規製作予定です。)

先日の審査結果により製品の性質上クラウドファンディングで開発資金を集めるのは難しく、現在別の方法を模索中です。
動向が決まり次第こちらとTwitterにて発表するのでお待ちください。

仕様と致しましては2017年に少数生産したG11 Gen2をベースとしており
・素材       PLA、ナイロン、アルミ
・メカボックス  S&Tタボール用の改造品
・チャンバー   G11専用品
・バッテリー   ミニバッテリー形状対応
・スコープ    ダミー
・装弾数     50発/100発を予定(素材も未定です。)
ハンドガードはK2バージョン、上部に20㎜レイルあり(エアガンオリジナル)
3点バースト機能は未定

鋭意設計中です。よろしくお願いします。
  

Posted by kato  at 16:59Comments(0)開発情報電動ガンG11

2019年06月25日

G11用ダミーカートスペック決まりました!

FKindustry代表の加藤です。

電動ガンG11K2 Gen3の製造・販売資金確保のため、G11用の4.73×33㎜弾 DM11通常弾/DM10Dummy弾の2種類を7月初めに当店ネットショップで取り扱います。

上記写真は製品の3Dデータです


製品ですがH&K G11用の4.73×33mmケースレス弾のダミーカートでG11K1とK2に使用されていたダイナマイト・ノーベル社製のDM11弾を再現してあります。(上画像左側)

DM10弾はDM11弾と同じくG11K1、K2に使用されていた訓練用のダミー弾になります。(上画像右側)
5.56㎜弾のM855とM199みたいな関係ですね。

販売予定は今のところありませんがG11弾薬ファミリーとして
・NC弾(詳細不明・上画像中央)
・4.73×25㎜弾 G11PDW用
・4.92×34㎜弾 米軍トライアル向けHK ACR用
と試作型用のいくつかが存在します。

G11とケースレス弾は採用されることはありませんでしたが、後年H&K MP7の4.6㎜弾開発の弾道データとして今に生きています。そのためかMP7の弾もDM11という名前になっています。

実物参考画像(右からNC弾、DM11弾×2、DM10弾)

・販売形式

・H&K G11用 4.73×33mm弾ダミーカート
 内容 DM11弾1発

・H&K G11用 4.73×33mm弾ダミーカート(5+1発セット)
 内容 DM11弾5発、DM10Dummy弾1発

・材質 レジン

本商品は一切の火薬類等は使用していない
合法で所持できる安全な製品です。

光造形3Dプリント製品についての注意事項
光造形3Dプリント製品はFDM方式よりも積層痕目立たない方式ですが多少の積層跡が残ります。
また射出成型のプラスチックよりも衝撃に弱いです。
紫外線で硬化する性質のため、直射日光を避け保管してください。


G11電動ガン開発のため、よろしくお願いします。

FKindustryWEBSHOP https://fkindustry.thebase.in/
  

Posted by kato  at 17:18Comments(0)開発情報電動ガンG11

2019年06月23日

東京マルイM40A5用PRO700ストック予約受付中

FKindustry代表の加藤です。
夏の新製品として、MAGPUL PRO700風のストックを製作しました。
東京マルイM40A5に対応しています。

写真内のM40A5本体、スコープ、バイポッドは付属しません。
現在1挺限定ではありますが、MAGPUL PRO700風のストックを予約受付中です。

全体の造形は3Dプリントですが、アルミとステンレスのインサートを各部に入れています。
M-LOKスロットは射手側左右2スロットを除き、対応アクセサリーを取付可能です。
強度確保のためにFixタイプストックです。折りたたみ機能はありません。

価格 ストック本体                           ¥50000
    P-MAG10風カバー(M40純正ストックにも使用可)   ¥3000

当製品はお客様の方で組み立ていただくコンバーションキットになります。
こちらで組み込み済みを販売することも可能ですが別途工賃をいただいております。

お問い合わせは当Twitterのダイレクトメールか、下のコメント欄にてお願いします。

  

Posted by kato  at 13:51Comments(0)エアコッキングPRO700

2019年06月23日

AN-94、電動ガン開発中

FKindustry代表の加藤です。
現在開発中の「プーリー式電動ブローバックAN94」の情報です。

昨年末に試作していたAN-94電動ガンですが、今年6月に全部品の再設計を行いまして7月中には試作機が完成いたします。

プーリー式電動ブローバックの作動動画https://twitter.com/FKindustry/status/1087495188753276928

スペックはまだまだ試作なので変更が加えられますが以下のとおりです。

全長 943㎜/910㎜(銃身後退時) 600㎜前後(ストック折りたたみ時)
重量 2600g
メカボックス Ver.7加工 ノズルのみAN-94専用偏向特殊ノズル      
セレクター ・PBBAEG版セフティ/セミ/フル(2点バースト無し)  ・NBBAEG版(予定)セフティ/2点/フルオート
装弾数 マガジンによる(本体内BBルート上に約16発 手動排出可能)

外装素材 3DプリントPLA樹脂製、ステンレス、アルミ
グリップ GHK製GBB用 (実銃互換かは未検証)



生産に付きましては製造スケジュールの都合今回3丁のみ (次回以降の生産は未定)
今回分は全てFKindustry支援者に引き渡します。